マンガデザインで描く昭和100年〜未来の若者たちへのキーワード『SHOWA』〜 - 昭和100年プロジェクト
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by 昭和100年プロジェクトスタッフ

マンガデザインで描く昭和100年〜未来の若者たちへのキーワード『SHOWA』〜

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今年2025年令和7年は、昭和からちょうど100年目の節目の年になります。
テーマを『マンガデザインで描く昭和100年』、昭和100年とマンガデザインの共通コンセプトを「未来」「未来の担い手・若者」「日本・日本文化」としてマンガデザインで昭和100年を伝えていきます。

簡単に自己紹介させていただきます。
この「昭和100年プロジェクト」のデザイン協力を担当しております、マンガデザイナーズラボ代表兼マンガデザイン(R)プロデューサーの吉良俊彦です。大阪芸術大学・客員教授もしています。

昭和100年史をマンガデザイン

今年2025年は令和何年だろう?平成は何年間だっただろう?と日本の元号を振り返ると、西暦に比べて少しだけ時間に区切りを感じます。
猛暑のため四季がなくなったとは言われるものの、決してなくなってはおらず、春夏秋冬の期間が変化していると考えると、元号や春夏秋冬は日本人の記憶の区切りや情緒を生み出す素晴らしいものに感じます。
文化、芸術においても年号や四季は時代ごとに日本独自の文化、芸術を生み出してきました。俳句や和歌などの季語や富嶽三十六景などの桜の富士、紅葉の冨士、雪の冨士なども時代や季節が無ければ生まれてこなかったものですね。
昭和は大正15年(1926)12月25日、大正天皇が崩御され、同日以後を昭和元年とする旨の改元の詔書が発せられました。つまり昭和元年は1926年12月25日から12月31日まで7日間しかありませんでした。
「昭和」が終わった1989年(昭和64年)1月7日、「平成」が始まった1989年(平成元年)1月8日のことはよく覚えています。昭和天皇が崩御された1月7日から日本中が喪に服しました。
「平成」から「令和」の改元は2019年(令和元年)5月1日午前0時。「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」の規定に基づいて、第125代天皇が退位して「上皇」になり、現在の天皇が第126代天皇として即位しました。
これは明治以降の憲政史上初めてであり、202年ぶりとなる天皇の譲位に伴う改元になりました。これにより「平成」という元号は2019年4月30日まで、31年4ヶ月続き、2019年5月1日からは「令和」という元号になりました。
そして今年2025年令和7年は、昭和からちょうど100年目の節目の年になります。

僕が2025年が昭和100年にあたることに気がついたのが2023年のことでした。その時『昭和100年史をマンガデザイン』というアイデアが浮かびました。

コンテンツのストックをマンガデザイナーズラボスタッフと大阪芸術大学の学生たちと共に創り、マンガデザイナーズラボがまとめていく構想を考え、コンテンツストックの準備と2025年に向けた企画の具現化をスタートしました。

そのテーマがマンガデザインで描く昭和100年

昭和100年とマンガデザインの共通コンセプトが「未来」「未来の担い手・若者」「日本・日本文化」等です。

「昭和100年」と「マンガデザイン」について少し説明します。
昭和100年、つまり昭和の重要性を伝える上で知っておきたい大切な言葉が『失われた30年』です。皆様ご存知ですか?「失われた30年」とはバブル崩壊の1990年代初頭から2020年代初頭までの30年間を指します。
つまり昭和の終わりが1989年なので平成、令和を生きている大半の人々は失われた30年、経済成長が停滞した時代に生きていることになります。
このことだけでも昭和期の日本の経済成長の凄さを感じます。それと戦争等を含めて日本という国は政治ではなく経済、つまり国民の力と企業で成り立っていることが昭和期を振り返れば振り返るほどよくわかります。
「マンガデザインで昭和100年を描く」企画は、「昭和を知らない未来を担う若者たちに昭和を生きた人々が昭和を語り続けていくこと」をコンセプトに経済、エンタメ、メディア、文化、スポーツ、ファッション、流行など、昭和を動かした政治以外の出来事を学生たちの手で調べて昭和の時代をわかりやすく視覚的にマンガデザインで描きました。
つまり昭和を知らない若者たちが描く昭和になります。それにより、未来の担い手である”昭和を知らない若者たち”だけでなく、昭和を生きた我々も楽しめる未来志向のマンガデザイン企画になっています。
ではここでマンガデザインについてもご説明しておきます。

「マンガデザイン®」とは?

デジタル化が進めば進むほど、“アナログ” の重要性が際立ってきます。
国際化が進めば進むほど、“日本らしさ” の重要性が生まれてきます。
まさにこの“アナログ”・“日本らしさ” の中心になるスーパーコンテンツこそ、日本文化といわれる “マンガ” にほかなりません。
この“マンガ”と広告デザインの”グラフィックデザイン”を合わせて、日本発・世界初のオリジナルデザインを創出したのが “マンガデザイン®” です。
この考えをベースにマンガデザインの制作コンセプトを「未来は読める!でも、未来は写真に撮れない。だから、書くではなく、描くしかない!」としています。
最後にマンガデザインを1作品だけご覧ください。

このコンセプトで制作するnoteはこちら。
「マンガデザインで昭和100年を描く」

(文・マンガデザイナーズラボ代表 吉良俊彦)

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